北海道旭川いいべえニューズ

「eBe北海道旭川いいべえニューズ舎」がおおくりする旭川、道北、北海道のあらゆる「新享楽」追求の情報ページ。と、これまで書いていたけどやっぱり自慢話、そして、趣味を通した人生点描かな!?(平成18年1月21日創刊)

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クマフォーラムから -私たちが羆と遭遇しないことを願って-


もう二ヶ月前になる7月15日、上川町で「ヒグマの会」主催の『2007クマフォーラムin上川町「国立公園のヒグマを考える」』に、小夏さんと参加してきました。

上川町長挨拶他
上川町鈴木町長の挨拶画像の下は羆の赤ちゃんの剥製


フォーラムには、ひぐまの会の会員の他、北大のクマ研の学生たち、営林署の方、猟友会の方、国立公園の関係者、上川町の町長など約40名くらい参加していたようです。私たちのように「羆」と聞いて馳せ参じてきた方も数人いたと思います。

フォーラムの内容は羆の本を読む以上の多くの感慨や考えを抱くことになりました。そして、国内最大の四足の野獣「羆」、特に大雪の羆への興味は益々増し"執着心"へと変わっていくように思います。
素人の興味本位かもしれませんが、自称野外活動家は「羆」のことを勉強しなければなりません。



フォーラムは、北大ヒグマ研究グループ(通称クマ研)の早船君らの研究発表、クマ研のOBで現在日大の佐藤先生、以前、大雪山の環境省のレンジャーで現在沖縄で同じように活動されている中島さん、高原温泉にあるヒグマセンターの佐藤さんと斉藤さん、知床財団の岡田さん、そして道の環境科学研究センター間野さんの講演がありました。

約4時間半ほどのフォーラムでしたが、僕にとってはどの方のお話もとても興味深い内容だったのであっという間に終了した感じです。

HAINSNEWS-BAR



大雪の羆はこれからの季節、ベリー類の果実を求めて山の下の方に移動するなど多様な行動をとることから、羆との遭遇割合も多いと思われるので、小ブログではこれに関する日大の佐藤先生の講演を主に掲載します。

尚、数字等は僕のメモを基に記載していますが、聞き間違い、書き間違いで正しくないかもしれませんので、ご了承ください。

日大佐藤先生の講演01
日大佐藤先生の講演の概要


日大佐藤先生の講演02
佐藤先生


日大佐藤先生の講演03
大雪山黒岳地域で観察された、ヒグマの採食別採食時間割合 1991-1996


日大佐藤先生の講演04
ヒグマの食性変化


日大佐藤先生の講演05
登山者とヒグマの接近事例


日大佐藤先生の講演06
遠距離でのヒグマの反応


日大佐藤先生の講演07
近距離でのヒグマの反応


日大佐藤先生の講演08
極近距離でのヒグマの反応 1


日大佐藤先生の講演09
極近距離でのヒグマの反応 2


日大佐藤先生の講演10
ヒグマの対登山者行動と登山者のすすめ
これがとても大事だと思いました。


日大佐藤先生の講演11
人慣れ行動と野営場の利用 1


日大佐藤先生の講演12
人慣れ行動と野営場の利用 2
羆の生息域に限らず、ゴミは絶対に放置しないのは当たり前として、野営時などの時の調理や食料保管には、匂いを放たないようにしなければならない。となると、限度があるなー…!
このためにフードロッカー、フードコンテナーなどを野営場に設置されはじめているようだが、これも大変だ!風雪に耐えられる設備の設置と維持・管理を考えると…。

クマ研OBの佐藤先生によると、クマ研の学生たちは登別のくま牧場で、オス、メス、成獣、亜成獣の識別訓練をするそうです。ナルホド!!


HAINS-BAR



ここから紹介する画像は、知床財団の岡田さんが講演で使用したものです。

知床五湖周辺のクマの生息域
知床五湖周辺のクマの生息域と頭数
知床五湖付近には9頭の羆がいる。尚、知床全体ではおよそ200頭生息している。

知床 道路脇のクマ
知床 道路脇のクマ
1995年ごろからクマの行動が変わったそうです。代替わりし、人慣れしてしまった新世代の知床の熊に岡田さんは大いに危惧していました。年間約200万人も訪れる知床。世界遺産になった知床。
羆との共存には悩ましい諸問題があるようです。

人を恐れない問題グマ(第二世代)に対して、まずゴム弾、轟音玉などの「非致死的手段」で羆に人の存在の怖さを学んでもらうことなどをしているものの、上の画像にあるように悩ましい問題が発生している現状を報告されていました。

尚、知床のマイカー規制は二酸化炭素の問題だけではなく、クマ対策=ヒト対策なのだそうです。

ギャラリーに囲まれたクマ
知床 ギャラリーに囲まれたクマ
観光客とカメラマンに囲まれて川で恵みの鮭鱒を食べる親子熊。

岡田さんの話ではなく、以前どこかで聞いた話と記憶しているのですが、このような場面で小熊に石を投げ、"目線"を貰おうとした馬鹿カメラマン(請負いの職業カメラマン、所謂「写真屋」だと僕は思っている)がいたそうです。当然母熊は怒って馬鹿人間がいた方に向かってきて威嚇行動だけで何とか無事に終わったようです。

アラスカの生物保護区
アラスカの生物保護区のクマ
この画像で米国アラスカ州立マクニール川野生動物保護区を紹介された時には、もうどうなっちゃってんの?、と、ポカンとしてしまいました。




パネルディスカッション
最後にパネルディスカッション



HAINSNEWS-BAR


佐藤先生や岡田さんの講演・報告の他に自分が印象に残ったことを羅列します。

■上川町 鈴木町長
1、大雪山国立公園の面積約23万ha、内上川町はその1/4の5.5万haを占めている
2、紅葉時期、高原温泉には一日2000人来訪※旨門注:沼巡り、温泉客含めてだと思われる。

■北大くま研 早船くんら三人
1、一ヶ月間お鉢平でひたすら双眼鏡等で調査
2、9月、ハイマツの実を食べによく出てくる
3、登山者からの聞き取り調査もする

■高原温泉ヒグマセンターの佐藤さん、斉藤さん
1、センター内を通らないと高原温泉沼巡りには行けないようになっている。ゴールも同じ。
尚、現在、高根ヶ原に行く三笠新道は羆が出没し活動が活発ため閉鎖中(これをエントリーしている時点も)
2、沼巡りする人には、熊の出没、登山道の状態などレクチャー(情報提供)してからでないとスタートできない。
3、出発時間は午前7時開始、コースアウトは午後3時となっている。一般者が出発する前に、センターの職員が事前巡視し、無線連絡で状況がセンターに入ってくる。
これらの時間帯にした理由は至って明白でした「早朝、夕方は羆の時間だから!」。納得!
4、平成17年は延べ11111名の方が利用。年々減少傾向にあるが、紅葉時期は不変だそうです。尚、9月中旬からの交通規制が敷かれる紅葉期、一日多いときで1200~1300名がセンターを通過して紅葉美しい沼巡りに入るそうです。
5、この付近では29頭の羆を確認しているそうです。枝に引っかかった羆の毛を採取し、北大の松田先生にDNA鑑定をしてもらうのだそうです。

7月16日(フォーラムの翌日)、僕たちは「高原温泉沼巡り」をしたので、次の機会で小ブログにまたいろいろ紹介します。


大雪において通常の登山道の利用する限り、「山親父」殿には鈴や笛でヒトの存在に気づいてもらうようにすれば、基本的に彼らの方から先に逃げてくれることが多いのだと思った次第です。



HAINSNEWS-BAR


 ●7/1415のクマフォーラムのこと ⇒9/8エントリー済
 ●7/15の高原温泉沼巡りのこと
 ●7/22の平山登山のこと
 ●7/29の銀泉台から「赤岳」に登ったこと
 ●8/3の花火大会のこと
 ●8/5の浮島湿原のこと
 ●8/12の東ヌプカウシヌプリのナキウサギ観察のこと
 ●8/15の白雲山のナキウサギ観察のこと
 ●8/16-17の山田温泉に泊まって然別湖周辺に遊び、いろいろな方とお会いしたこと
 ●8/19の旭岳-中岳分岐-裾合平分岐-姿見の池まで周回してきたこと
 ●8/20-21の焦土と化した大江戸が辛かったこと
 ●8/26、美瑛に行って、コンデジFZ18を初使用したこと



次回の小ブログ「7月高原温泉沼巡りのこと」で、僕の羆観を含めて記事をエントリーしようと思っています。

テーマ:旭川/道北地域のネタ - ジャンル:地域情報

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コメント

ありがとうございました。
シンポジウムに出席したような、内容の濃さですね、素晴しい~

ヒグマの人馴れ、、、悩ましい、、、
事例写真を見て、本当にビックリしました。こうなったら、大変です。

そして、石を投げたカメラマンには困ったものです。
本人、きっと凝りもせず、武勇伝として語ってるのでしょうね。

札幌は彼等の生息域に住宅街が広がってるので、結構深刻です。
地域が連携してゴミを出さぬようにするとか、色々やってるようですが、、、うーん!

  • 2007/09/10(月) 08:46:50 |
  • URL |
  • ヌマチチブ #-
  • [編集]

(うーん)

現在も西野(西区)で羆の出没が目撃されているようですね。手稲区や南区の山あいでも出没しているのでしょうね。

怖いと思います。早くいなくなって欲しいと思う住民感情は至極当然ですよね。以前の出没の時、たしか箱罠で駆除したと聞いていますが、その後の熊はどのような運命を辿ったのしょう?

熊の生息域に自分で好んで入山するとは全然違う次元なので、僕もうーん…です

  • 2007/09/10(月) 22:06:58 |
  • URL |
  • ヌマチチブ さんへ #Ac5VUofQ
  • [編集]

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★☆★ あれこれ ★☆★
▼06/08(金)▼録画してあったラグビーのパシフィックネーションズカップ「日本代表対フィジー代表」戦を観た。結果(日本19-25フィジー)をしていて観るのは興ざめするが、この試合はそんなことはなかった。
ラグビージャーナリストの村上さんのブログから引用するが、「日本の現在地を知るうえで貴重な機会となったが、やはり、立ち上がりは日本代表選手の突進に対してフィジーのコンタクトが上回り、ボールを抱え込まれてターンオーバーをされるなど、攻撃を寸断されるシーンが相次いだ。それでも、日本代表は粘り強く攻めた。その姿勢に観客席も熱くなる。フィジーの反則を誘っては、FB五郎丸歩がPGを決め、19分の約50mの距離あるPGが成功した時の観客の盛り上がりは感動的ですらあった」のでした。やっぱり五郎ちゃんが最高!!!
体が大きくパワフルなフィジー選手相手に頑張ったと思いますが、まともにぶつかっていっても弾き飛ばされるし、ブレイクダウン(ボールの奪い合い場面)では相手の腕力で押さえ込まれて反則したり、ジャッカルされたりしていた。パワフルな相手と小粒な日本選手との差をどのように縮めていくのか新生ジャパンを楽しみにしていきます。
▼06/07(木)▼昨日、寛仁親王殿下が御薨去された。これまで長年、癌などで入退院を繰り返されてこられたが、とうとう力尽きてしまわれた。謹んで哀悼の意を捧げご冥福をお祈り申し上げます。
「ひげの殿下」には直接お会いしたこともないのだが、様々な形で自分は殿下の見識を垣間見たり、女性や女系の天皇も認める政府の有識者による報告書に異議を唱えられたこと、スキーを通じ身体障害者への分け隔てなく尽力をされていること障害者の親戚MSから聞いていたので、勝手に親しみを覚えていた。畏れ多いが一緒に酒を飲みたいとさえ思ったことがある。

今日から約一週間、母は山梨と静岡へ一人で遊びに行った。一人で切符を手配して。自分は旭川空港までの送り迎えだけの手伝いのみだ。元気な九十歳の母に感謝している。
▼06/06(水)▼会社が休みだったので、小春さんと愛山渓に行った。目的はクマゲラとコマドリに逢いたくて。けど、逢えなかった。小春さんは蕗の良い物を十本ほどいただき、山道をゆっくり車で降りていた時、凄い雷雨。帰りに愛別町の「協和の里のもち工房 愛ふくふく」で豆大福とよもぎ餅そして豆の伸餅を購入。店を出た途端、また雷雨。強い雨であたりから埃くさいような匂いがしてきて、懐かしい気分になった。そして、大きな雨粒が逆光に映え、銀の雫となって眩しいほどに美しかった。
▼06/05(火)▼日赤へ二ヶ月に一度の定期検査。先日の成人病検査で腫瘍マーカーの消化器系の値が若干基準値よりオーバーしていたので、主治医に相談したところ、六年以上大腸の内視鏡検査をしていないのだから検査をしたほうが良いとなり、消化器の先生へ手紙(院内メール)を書いてくれたので受診。綺麗な女医さんだったので素直に質問に答え、検査を受けることにした。
▼06/04(月)▼祖母チカさんの祥月命日と護国神社祭の宵宮だったので、家族三人でささやかに雲丹などの刺身を摘みながら夕食を済ます。
▼06/03(日)▼今季未だカワセミの姿を見てないという小春さんのために(こんな書いてる自分もそうなんですが)、カワセミポンドへ向かいました。
車中で小春さんに、昨日の夕方、ホトトギスの囀りを例の河畔林で聞いたことを告げました。姿は確認してないけど「特許許可局」「テッペンカケタカ」と確かに鳴いてホトトギスと思ってるけど、北海道には殆どいないと何かに書いてあったと思うけど・・・と言うと、早速、車に積んである北海道の野鳥の本で調べてくれました。やはり、掲載されていないので、ホトトギスはいないんでないかいと話しをしていたところ、偶然聴いていたNHKラジオの日曜あさいちばん『季節のいのち』で 、 日本野鳥の会の主席研究員である安西英明さんが「ホトトギス」を取り上げていました。ホトトギスは鶯に托卵する習性があり、いち早くオスがやって来て囀りまくり鶯がいるところに縄張りを作るのだそうです。(ふむふむ、ホトトギスが托卵することはどこかで勉強したことが・・・)。
囀りが何度も流れたのですが、似ているけどちょっと違う、けどやっぱり似ていると言う自分に小春さんは大いに同調してくれました。遂に北海道で初めてホトトギスの囀りを聴いた男なのかもしんないと思い込んでしまいました。けど気になるのは、昨日は周りから一度も鶯の囀りは聞こえなかったなぁ・・・?遠くのカッコウは聞こえたけど。

カワセミポンドで二人はかなり粘ったのですが駄目でした。それでも、五羽のキセキレイ一家(多分)の様子を観察しながらコーヒーを沸かして飲んだり、それなりに宜しい時間を過ごすことが出来ました。
昼食を済ましてから、ホトトギスがいる河畔林に行きました。旭川で初めてホトトギスの写真を撮った野外活動家になるんだなlっ、多分俺は・・・ヒヒっ。
同じ場所で囀りが聞こえて来ました。どうだ!すごいべっ!と自慢し小春さんとハイタッチ。およそ10分間隔で囀っています。最初立ち木の下の方から聞こえ、その後、イタドリの茂みの中から聞こえて来ました。しかし、一向に姿を見せない。ブヨがしつこいし、暑くなってきたので今日のところは帰宅することにしました。
アサヒのノンアルコールビールを飲みながら、北海道護国神社例大祭の御祭礼旗を立て終え、シャワーを浴びてからパソコンでホトトギスの囀りを調べました。あれれホトトギスは「特許許可局」の語尾が下がらない。一方の私たちのホトトギスは下がる。なんと名は聞いたことがある「エゾセンニュウ」という野鳥があそこで鳴いていたのでした。「やっぱ、うんなわけないよなっ・・・」。勝手に思い込んで一人悦に浸るならまだしも、ブログで大々的に「ホトトギスー北海道で初撮影」なんて記事をエントリーして自慢したくなっていた自分は本当におっちょこちょいですわ。
けれども、エゾセンニュウの姿を生で観てみたいもんです。
▼06/02(土)▼以前読んでそこら辺に置いといた本を探していたら、一度も読んでない本が五冊も見つかった。いい加減だから積みっぱなしの本の間に紛れていた。
▼06/01(金)▼月始めは忙しいもんだ。


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プロフィール

旨門(うまもん)

Author:旨門(うまもん)
 不肖、「旨門」と申します。生まれも育ちも北海道は旭川市です。高校卒業後、夢にまで見た花の東京で四年ほど人生勉強をすることができました。齢五十代後半にはいり、既に孫三人に恵まれ、今年八月にはもう一人誕生する予定です。孫はメンコイ。
 趣味はラグビー観戦。社会人チームではトップリーグチームの「ヤマハ発動機ジュビロ」を、大学は早稲田のファンです。
 また、デジカメ持参で野山に遊ぶことも楽しんでおります。小動物との出会いが楽しみです。数年前からエゾユキウサギとホシガラスを撮りたくて活動しています。羆は怖いので挫折しました。
 (ブログに掲載している画像の殆どは、トリミング、サイズの変更、明るさとシャープさの調整をしています)。

(平成24年5月25日記)

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