どんぐり林の中を歩いていると、すくっと背を伸ばし、手を差し出して歌うどんぐりの樹がありました。

こんなコブがついたどんぐりの枝があって、二人でなんだろうと考えながら歩きました。

後でインターネットから「コナラ かたまり」で検索してみました。
すると、「樹げむ舎」さんというところの
「樹げむ樹げむのTree World」というサイトから
コナラのページで教わりました。
「綺麗で目立つため、古くから知られている、コナラの芽にできる虫こぶ。ナラメリンゴフシと呼ぶ。タマバチによる。
5月に、虫こぶは最大になり、完熟する。成虫は6月に出現し、地中の根に産卵する」とのことです。
「虫こぶ」とは面白い名前です。タマバチっておもしろい。
このどんぐり林をしばらく行くと、

なんでこんなところに自転車が置いてあるの?
放置されっぱなしでもないようなので廻りを見渡しましたが、自転車の運転手はいません。
また、二人でなんでだろうと考えながら歩きました。
しばらくすると後ろから突然,、カメラバッグを担ぎ自転車を押したおじさんがやって来ました。挨拶をして先に行って貰いました。荷台にはハスキーの三脚とテント(ブラインドらしきものが積んであります。
「もしかしたら、あの人、ブラインドで身を隠し、ユキウサギでも撮ってたんじゃないか?」(旨門)
「私、違うと思うよ。多分、狸だわ!」(小夏)
「タヌキ・・?」(旨門)
「だって、見たぁ? あの人、狸の顔してたよ!」(小夏)
「!? ふっ」(旨門)
「ほら、犬を飼っている人ってその犬に似てくるし、旭山動物園の前の小菅園長もなんだかカバみたいな顔しているし・・・」(小夏)
「そうだよなっ。町内会長は飼ってるパグの顔してるし、うんじゃ、今の俺って、ユキウサギの顔に似てる?」(旨門)
「・・・、ユキちゃん、ユキちゃんってはしゃいでいるうちは未だだわ」(小夏)
こんな会話をしながら歩いて行くと向こうにシケタベンチがあったので腰掛けました。自分が一服している間、小夏さんは足元に育つ新しいどんぐりたちを眺めていました。
富良野の「原始の泉」へ水を汲みに行く途中、ある森に寄りました。
知人の森人が「ここで、これまで、見たことがないクマタカがいる」と言うのでした。
案内に従って森の道をすすむと、向こうで4~5人のカメラマンが撮影をしていました。

自分たちは彼らの背後から、そして、移動して彼らから離れ、ズームレンズ(タムロンの18-270㎜)で二十~三十数枚撮りました。
掲載の画像は全て、シャープさと明るさを調整してトリミングしています。

これらの画像を野鳥の本で確認作業をしました。やはり、クマタカのようです。初めて観ました。直に見た印象からどうも幼鳥ではないかと思っています。

そして、その後、遠く離れた林で小茄子さんが何か大きな鳥を発見ました。とりあえず四枚撮りました。もっと近ずこうとした途端遠くへ逃げてしまいました。
やはりとりあえずが良かったです。ピントや露出を合わす前にまず撮ることが大事だと、ずっと以前に読売新聞の写真記者から教わったことが活かされました。
どうも、ノスリではないかと思っています。
山と湿原に遊んだことを備忘録にしておかなくては・・・。
■ ニセイカウシュッペ山 平成21年8月26日(水)
この山へは三年前に、山道の南側が少し開け、表大雪の山々を向こうに見渡せるところまでは行ったのですが、日暮れが迫り引き返したことがありました。
今回は初めて頂上までピストンすることが出来ました。魅力いっぱいの山だと思います。晴れ間が広がり長続きしてくれれば、もっと魅了されたに違いません。
展望を楽しみながら尾根づたいに歩く後半の登山道、下から湧き上がる雲、雲間から一瞬見える遥か彼方に連なる山々、仰ぎ見る尖った大槍、それに続く谷へと伸びる鋭い峰、数箇所トラバースする若干の緊張、山遊びの興趣はここでは尽きないようです。旭川からもっとも近い見事な山であることがわかりました。
雌阿寒岳に続いて今期二回目の山遊びでした。基礎体力もないメタボ男はやはり今回もへとへとになってしまいました。登るのはいいのですが、下りでは足がもつれ二回転び、一度は手を擦り剥いてしまいました。また、左足の外側の臀部から下肢にかけ電気が走るように痛くなり、それをかばったせいなのでしょう右膝が後日痛くなりました。やっと痛みが遠のいたのはそれから三週間ほど経ったつい最近のことです。
花の季節と秋の紅葉の間のこの時季は、愛でるものが少なくツマラナイという方がいます。確かに端境期かもしれませんが、それでも山道で一輪或いは数輪の花に出会うと、この粗忽者でさえ心は打たれ、「サウンド・オブ・ミュージック」のように「Edelweiss=エーデルワイス」の歌を思わず口ずさんでしまいます。
折角ですので、この機会に皆さんも、トラップ大佐がギターを弾きながら唄ったあの場面を思い出して、ご一緒に唄いましょう!

Edelweiss, edelweiss
Every morning you greet me
Small and white
Clean and bright
You look happy to meet me
Blossom of snow
May you bloom and grow
Bloom and grow forever
Edelweiss, edelweiss
Bless my homeland forever
※こういう簡単な英語を日本語に訳すのがもっとも難しい。翻訳者の日本語力や表現力はもとよりその国の風土、歴史、宗教、自然観などの教養がないと出来ないと思っています。
さて、姿は確認できませんでしたが、北側の谷向こうの山肌にあるガレ場と、ニセイカウシュッペ山頂上と大槍の間にある小山のガレ場でナキウサギが鳴いていました。時間をかけて双眼鏡で眺めたり目視していたのですが、こちらがギラギラした気持ちで探そうとしていたせいでしょうか、ナキちゃんは姿を現してはくれませんでした。しかし、鳴き声が聴けたことはこの山遊びで嬉しかったのことのもう一つです。
■ 浮島湿原 平成21年9月9日(水)
こちらも三年前に初めて来たのですが、以来、毎年足を運んでいます。今回は膝の調子があともう少しというところなので、そして天気も良くないこともあって、高い山遊び(本当は赤岳の紅葉を楽しむ予定だった)はやめて、こちらで貸切遊びしたのでした。
猫の目天気で"あずましくなかった"(落ち着かなかった)のですが、秋風はエゾリンドウだけが咲く湿原を揺らし、天気とは裏腹にかえって静かな寂寥感が漂い足早にやってくる冬の気配を感じさせてくれます。
入山名簿に内地の方の書き込みがあったのですが、何十年も前に一度来てから今回で三回目、湿原の湿地化がすすんでいることを危惧した内容のものでした。
自分もそれを読んだせいかわかりませんが、何となく(学問的にもこの「何となく」がいけないことですが・・・)池塘が小さくなっていたり、池底が上がってきたりしているのではないかと思いました。たかが三年ほどのしかも漠然とした体験ですが、やはり何となくそんな風に見えるのでした。
そのように見える気になる二つの池塘があったので写真を撮りました。来年、同じ時期にそれらの池塘を観察してみようと思います。